パンフレット印刷を小ロットで高品質に仕上げる「オンデマンド」活用術を解説

2026/02/16

パンフレットといえば「一度にたくさん刷る」のが当たり前でしたが、今は必要な分だけを刷る小ロット印刷が賢い選択として注目されています。結論から言うと、今の時代はパンフレットを「情報の鮮度に合わせて小分けに作る」のが最も効率的だからです。

まず、在庫リスクを解消できるメリットがあります。1部や10部からでも発注できるため、使いきれずに余ったパンフレットを廃棄する無駄がなくなります。また、住所の変更や新商品の追加など、内容のちょっとした修正がいつでも可能になり、常に最新の情報を届けられます。

さらに、特定のイベントや顧客に合わせた「限定版」を作れるのも魅力です。無理に大量発注して古い情報を配り続けるより、小ロット印刷を使いこなして「今、伝えたいこと」をスピーディーに届けることが、成功への近道となります。

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小ロット印刷の主役「オンデマンド印刷」の基礎知識

パンフレットを少ない部数で、かつ安く早く作りたいのであれば、オンデマンド印刷を選択するのが最適です。結論から申し上げますと、オンデマンド印刷は「必要な時に、必要な分だけ」を印刷することに特化した、現代の少部数発注には欠かせない技術だからです。

オンデマンド印刷と

オンデマンド印刷の最大の特徴は、版を作らずにデジタルデータを直接紙に印刷する方式である点にあります。一般的な印刷では、まずハンコのような役割を果たす「版」を作成しますが、オンデマンド印刷は家庭用の高機能なプリンターと同じように、パソコンから送ったデータをそのまま印刷機が読み取って出力します。そのため、版を作るための準備時間や材料費をすべてカットでき、驚くほどの短納期と低コストを実現できるのです。

オフセット印刷との違い

伝統的なオフセット印刷との決定的な違いは、版代という初期費用がかからないことにあります。オフセット印刷は、最初に高価な版を作成するため、数千部といった大量印刷では1枚あたりの単価が安くなりますが、10部や100部といった小ロットでは版代の負担が大きすぎて非常に割高になってしまいます。その点、オンデマンド印刷は1枚目からコストが変わらないため、少部数ならオフセット印刷よりも圧倒的に安く仕上げることが可能です。

品質の進化

また、以前は「オンデマンドは品質が落ちる」と言われることもありましたが、現在は最新機種の登場により、オフセットに見劣りしない高精細な仕上がりが可能になっています。富士フイルムやキヤノンといったメーカーの最新技術は、色の再現性や細かな文字の鮮明さを劇的に向上させました。プロの目で見ても区別がつかないほどのクオリティに進化しているため、会社案内や商品パンフレットといった品質が求められる場面でも、安心して小ロット印刷を活用することができます。

小ロットパンフレットで失敗しない仕様の選び方

パンフレットを少ない部数で作成する場合、用紙や綴じ方といった仕様の選択が全体の完成度を大きく左右します。結論から申し上げますと、用途に合わせた最適な仕様を選ぶことで、小ロットであっても大手企業に負けないプロ仕様の仕上がりを実現することが可能です。部数が少ないからこそ、一冊あたりの細かなディテールにこだわることで、受け取った相手に強い印象を残すことができます。

製本方法の選択

パンフレットのページ数や情報のボリュームに合わせて、最適な綴じ方を選ぶことが重要です。結論として、8ページから24ページ程度のボリュームなら中綴じ、4ページから6ページなら折パンフレットを選ぶのが定石といえます。

中綴じとは、本の背の部分をホッチキスで止める製本方法で、パンフレットの王道とも呼ばれます。根元までパタンと開きやすいため、見開きの大きな写真や図解を掲載するのに適しており、非常に読みやすいのが特徴です。一方で、もっと手軽に情報をまとめたい場合は、一枚の紙を折って仕上げる折パンフレットがおすすめです。二つ折りや三つ折りなどの種類があり、コンパクトで持ち運びやすいため、店舗の案内やイベントのプログラムに最適です。

おすすめの用紙(kg表記)

小ロット印刷で安っぽさを回避するためには、紙の厚さ選びが非常に重要なポイントとなります。結論として、標準的なしっかり感が欲しいなら110kg、手に持った瞬間の高級感を演出したいなら135kgの用紙を選ぶのがおすすめです。

印刷業界で使われるkgという単位は、紙を1,000枚重ねた時の重さを表しており、数字が大きいほど紙は厚くなります。オンデマンド印刷機は、実は少し厚めの紙の方がインクが綺麗に乗るという特性があります。特に部数が少ない場合は、一冊の重みがそのまま信頼感に直結するため、薄すぎる紙を避けて少し厚手の用紙を選ぶだけで、パンフレット全体のクオリティが劇的に向上します。

加工オプション

少部数の発注だからこそ、表面に特殊な加工を施して一冊あたりの価値を高める戦略が有効です。結論から申し上げますと、PP加工や箔押しといったオプションを追加することで、パンフレットに圧倒的な特別感と耐久性をプラスすることができます。

PP加工とは、紙の表面に薄いフィルムを貼る加工のことで、ツヤを出すグロスタイプとしっとりした質感のマットタイプがあります。これにより、インクの剥がれを防ぐだけでなく、手触りから高級感を伝えることができます。また、特定の文字やロゴをキラリと光らせる箔押しは、まるで招待状のような特別感を演出します。小ロットであれば加工費の総額も抑えやすいため、こうしたプラスアルファの工夫で他社との差別化を図りましょう。

用途別:小ロットパンフレットの活用実例

パンフレット制作において、小ロット印刷を最大限に活かすためには、ビジネスの場面に合わせた用紙や加工の組み合わせを知ることが大切です。結論から申し上げますと、用途に合わせた正解セットを選ぶことで、無駄な在庫を抑えながらも、ターゲットに刺さる高い販促効果を得ることができます。大量に印刷して配りきることを目的とするのではなく、その時々の状況に最適な仕様を選択することが、現代のスマートな販促スタイルといえます。

展示会・イベント用

展示会や期間限定のイベントで使用するパンフレットは、100部単位などの小ロットで、その時だけに特化した内容を盛り込んで発注するのが正解です。結論として、イベントごとに内容を最適化することで、来場者の興味をより強く惹きつけることができるからです。

展示会では、開催日やブース番号、その期間だけのキャンペーン情報など、期限付きの情報が非常に重要になります。これを数千部も印刷してしまうと、イベント終了後にすべてゴミになってしまいますが、小ロット印刷なら使い切れる分だけを用意できます。もし途中で在庫が足りなくなっても、オンデマンド印刷なら最短翌日には追加分が届くため、常に最新かつ正確な情報を来場者に届けることが可能になります。

高級不動産・商談用

高額な商品を取り扱う不動産販売や重要な商談の場面では、厚手の紙にマットPP加工を組み合わせた、高品質な少数精鋭のパンフレットが推奨されます。結論として、指先から伝わる重厚感と上質な手触りが、ブランドの信頼性と価値を無言で証明してくれるからです。

一生に一度の買い物である不動産や、企業同士の大きな契約において、ペラペラの薄い紙の資料では相手を不安にさせてしまいます。そこで、135kg以上の厚紙を使用し、表面にしっとりとした落ち着きを与えるマットPP加工を施すことで、まるで高級ホテルの案内のような特別な一冊に仕上がります。少数のお客様に対して、一冊あたりのクオリティを極限まで高めたパンフレットを渡すことは、競合他社との差別化を図る強力な武器となります。

教育・医療機関

内容の更新頻度が高い教材や医療情報の広報誌などは、毎月あるいは毎週必要な分だけを印刷する運用が最も効率的です。結論として、情報の鮮度を常に最新の状態に保つことができ、古い情報のまま配布してしまうリスクを完全に排除できるからです。

例えば、最新の治療法や法改正が関わるマニュアル、あるいは進度の早い学習塾のテキストなどは、一度に大量印刷すると内容が古くなった瞬間にすべてが使い物にならなくなります。小ロット印刷を活用すれば、変更点が出た瞬間にデータを修正し、次回の印刷分からすぐに反映させることができます。教育や医療という情報の正確さが命となる現場において、小ロット印刷は単なるコスト削減ではなく、信頼を守るためのリスク管理としても非常に優れた選択肢となります。

コストを抑えて高品質に仕上げる印刷会社選びのチェック

小ロット印刷を成功させるためには、自分の目的にぴったりの印刷会社を見極めることが非常に重要です。結論から申し上げますと、最小ロットの柔軟性と、試し刷りサービスの有無という2つのポイントを確認することで、予算を抑えながらも納得のいく高品質なパンフレットを手にすることができます。印刷会社によって得意分野や提供しているサービスが大きく異なるため、事前に以下の項目をチェックリストとして活用してください。

最小ロットの確認

まず最初に確認すべきなのは、その会社が何部から注文を受け付けているかという最小ロットの基準です。結論として、1部単位で発注できる柔軟な会社を選ぶことをおすすめします。

例えば、多くの会社では10部や100部といった単位を最低ラインに設定していますが、最近では1部から注文可能なオンデマンド印刷専門店も増えています。最小ロットが1部からであれば、急な役員会議や重要顧客への訪問など、どうしても数冊だけ必要になった場面でも無駄なコストをかけずに発注できます。また、大量に注文する前にまずは1部だけ作って実物を確認するといった使い方も可能です。自分の活動スタイルに合わせて、小回りのきく印刷会社をパートナーに選ぶことが、賢いコスト管理の第一歩となります。

試し刷りサービス

高品質な仕上がりを重視するなら、本発注の前に実際の紙とインクで確認ができる試し刷りサービスの有無を必ずチェックしてください。結論を申し上げますと、試し刷りを利用することで、パソコンの画面と実物の色のズレによる失敗を未然に防ぐことができるからです。

パソコンの画面は光を放って色を表現していますが、印刷物は紙にインクを乗せて色を表現します。そのため、画面上では綺麗に見えていても、実際に印刷すると色が沈んで暗く見えたり、文字の大きさが読みづらかったりすることがよくあります。試し刷り、あるいは校正と呼ばれるこのサービスがあれば、わずかな費用や無料で1部だけ事前に送ってもらえるため、納得した上で本番の印刷に進むことができます。1,000部以上の大量印刷なら必須の工程ですが、小ロットであっても品質に妥協したくない場合は、この安心を提供してくれる会社を選ぶのがプロの賢い選択です。

小ロット発注時の注意点とトラブル回避術

小ロット印刷は非常に便利ですが、発注前に知っておくべき特有の注意点があります。結論から申し上げますと、印刷方式の違いによるコスト構造や色の特性を正しく理解しておくことで、納品後の後悔やトラブルを未然に防ぐことができます。 大量印刷とはルールが異なる部分があるため、以下の3つのポイントを意識して準備を進めましょう。

単価の考え方

まず理解しておくべきなのは、小ロット印刷は総額こそ安いものの、1部あたりの単価は大ロットよりも高くなるという点です。結論として、少部数発注は「1枚の安さ」ではなく「無駄な在庫を作らないトータルコストの安さ」に価値があると考えてください。

印刷には、機械を動かすための設定費や事務手数料といった固定費が必ず発生します。1万部刷る場合はその固定費を1万枚で割るため1枚あたりは数円で済みますが、10部だけ刷る場合は10部でその経費をまかなうため、単価が数百円になることも珍しくありません。例えるなら、大きなホールケーキを1つ買うのと、カットケーキを1つ買う際の手間や包装代の比率のようなものです。単価の高さに驚くかもしれませんが、使わない在庫を山積みにするリスクを回避するための必要経費と捉えるのが賢明です。

色味の安定性

オンデマンド印刷機を使用する場合、色の出方が非常に繊細であることを知っておく必要があります。結論を申し上げますと、オンデマンド印刷は「色の沈み」が起きやすく、同じデータでも注文するたびに微妙に色が変わる可能性があるからです。

オンデマンド機はトナーという粉を熱で定着させる仕組みが多く、オフセット印刷に比べると全体的に色が濃く、あるいは暗く沈んで見える傾向があります。また、その日の気温や湿度の変化によって、機械の状態がわずかに変動するため、先月頼んだものと今月届いたもので、背景の青色が少し違うといったことが起こり得ます。もし企業のロゴカラーなど、厳密な色の再現が命となるパンフレットであれば、色校正を毎回行うか、多少の色の個体差は許容範囲とする心の準備が必要です。

データの作り込み

小ロットであっても、入稿データの作成にはプロの基準で妥協せずに取り組むことが重要です。結論として、特に「折り目」や「断裁位置」の周辺には重要な文字を配置しないという基本ルールを徹底しましょう。

小ロット用のオンデマンド印刷機は、紙を吸い込む際にわずかなズレが生じることがあります。例えば、三つ折りパンフレットの折り目ぴったりに文字を配置してしまうと、完成品では文字が折れ曲がって読めなくなったり、反対側のページにはみ出したりするリスクがあります。例えるなら、余裕を持って駐車スペースの真ん中に車を停めるような感覚で、紙の端や折り目から3ミリから5ミリは内側に文字を収める「安全圏」を意識してください。こうした細かな配慮が、少部数でも安っぽく見えないプロの仕上がりを実現します。

まとめ:小ロット印刷を味方につけて販促を効率化

パンフレット制作において、小ロット印刷は単なる節約手段ではなく、ビジネスを加速させる戦略的な武器です。結論として、必要な分だけを刷る選択は、情報の鮮度を保ちながら無駄を削ぎ落とす、現代に最も適した販促手法といえます。

まずは10部や50部といった少部数から発注し、反応を見ながら内容を更新していくことから始めてください。柔軟な印刷を味方につければ、あなたのメッセージはより速く、正確に相手へと届くはずです。

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執筆者

株式会社ニチゲン 編集部

デザインから印刷・製本までを社内で一貫して手がける、印刷会社です。高品質なメタリック印刷や特殊加工、図面・取扱説明書の製本など、用途に応じた最適な仕上がりを追求。個人から法人まで、柔軟で丁寧な対応を心がけ、仕様が固まっていない段階でも安心してご相談いただけます。印刷物の先にある「伝えたい想い」を、確かな技術と共に形にします。

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