パンフレット印刷では、デザインやレイアウトばかりに目が行きがちですが、実は「用紙選び」こそが仕上がりを左右します。
紙の厚みを間違えると“ペラペラ”に見えたり、デザインと紙質が合わずに台無しになってしまうことも少なくありません。さらに、ネット印刷と印刷会社ではコストや品質にも違いがあります。
この記事では、印刷のコスト感の目安からよくある失敗例・注意点・Q&Aまで、プロの視点でわかりやすく解説します。失敗しないパンフレットづくりの参考にしてください。
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用紙選びのコスト感・価格帯の目安
●ネット印刷との違い
パンフレット印刷の費用は、用紙の種類や厚さ、加工内容で大きく変わります。
特に、ネット印刷と対面印刷(地場印刷会社など)では、価格構造とサービス内容が異なるため注意が必要です。
たとえば、ネット印刷は「規格化されたメニュー」を大量に刷ることでコストを抑えています。コート紙110kgなどの標準的な用紙を選び、加工を最小限にすれば、1部あたりの単価をかなり安くできます。一方、対面の印刷会社は「用紙・加工の相談」や「実物確認・色校正」など、柔軟な対応が強みです。そのぶん、1部あたりの価格はやや高くなる傾向にありますが、「質と安心感」を求めるなら十分価値があります。
つまり、コストを重視するならネット印刷、仕上がりや相談体制を重視するなら印刷会社と、「何を優先するか」で選び方が変わります。どちらも一長一短なので、目的に合った使い分けが成功の鍵です。
よくある失敗と注意点
用紙を軽くしすぎてペラペラに見える
安さを優先して薄い紙を選ぶと「安っぽい」印象になることがあります。
なぜなら、90kg以下の薄い用紙は、触ったときに「ペラペラ」で頼りない印象を与えてしまうからです。たとえば、高級な商品カタログや会社案内で薄い紙を使うと、「信頼感がない」「チープに見える」と感じられてしまうことも。
もちろん、大量配布や折り込みチラシなどでは軽さがメリットになりますが、「見てもらいたい」「印象を残したい」用途では避けるべきです。
つまり、紙の厚み=信頼感の裏付け。見せたい印象に合わせて厚さを選ぶことが重要です。
デザインと紙質がチグハグ
デザインがどれだけ良くても、紙質が合っていないと仕上がりが台無しになります。
たとえば、ナチュラルで温かみのあるデザインなのに、ツヤツヤのコート紙を使ってしまうと、世界観が崩れてしまいます。逆に、高級感のある黒地デザインに上質紙を使うと、色が沈んでしまい印象が弱くなるケースも。
用紙は“デザインを着る服”のようなもの。素材感や色の出方を踏まえ、表現したい世界観に合った紙を選ぶことが大切です。
つまり、デザイン×紙質の相性は仕上がりの“説得力”を左右します。
両面印刷で裏透けが発生
両面印刷の際に紙が薄いと、裏面の文字や画像が透けて見えることがあります。
これは「裏透け」と呼ばれる現象で、読みづらさや安っぽさの原因になります。特に、90kg以下の用紙で濃い色を多く使う場合に起こりやすく、見栄えにも支障が出ます。
たとえば、両面印刷が前提の会社案内やメニューなどでは、110kg以上を使うことで透けを防ぎ、内容がくっきりと見える仕上がりになります。
つまり、両面印刷では“見た目”だけでなく“読みやすさ”のためにも、紙の厚み選びが重要です。
折り加工・綴じ加工に不適な紙を選んでしまう
紙の選び方を誤ると、折りや綴じ加工でトラブルが発生することがあります。
たとえば、135kg以上の厚紙を二つ折りにすると、割れたりヒビが入ったりする場合があります。また、ざらつきのある特殊紙は、綴じ加工時にうまく接着できないことも。
折り加工や中綴じ(ホチキス綴じ)を前提とするなら、110kg以下のしなやかな紙、または折り目に筋(スジ入れ)加工を入れるなどの工夫が必要です。
つまり、加工の有無や種類を想定して紙を選ばないと、仕上がりに不具合が出るリスクがあります。
よくある質問(FAQ)
「110kg」と「135kg」は何が違いますか?
「kg数」は紙1000枚の重さを示す業界単位で、数字が大きいほど“厚く・重く”なります。110kgは標準的で汎用性が高く、135kgは厚みがあり重厚感を演出できます。見た目の“しっかり感”や用途(表紙/高級感重視)で使い分けます。
高級感を出すにはどんな用紙が良い?
高級感を出すには、厚めのマットコート紙+箔押し・エンボス加工などの仕上げが効果的です。「手触り」や「光の反射」をうまく演出することで、視覚と触覚の両方で上質さを伝えられます。
サンプルで実物を確認できますか?
はい、多くの印刷会社やネット印刷サービスでは「用紙サンプルセット」を無料または有料で提供しています。質感や厚み、色の出方などは画像ではわかりにくいため、重要な印刷物ほど事前確認がおすすめです。
まとめ:パンフレット印刷の「用紙選び」で失敗しないために
パンフレット印刷の仕上がりは、デザインだけでなく「用紙選び」で大きく変わります。特に、ネット印刷と対面の印刷会社では、コスト・柔軟性・相談体制が異なるため、目的に応じた使い分けが重要です。
また、紙が薄すぎて安っぽく見えたり、裏透けや加工の不具合が起きたりといった失敗も多く見られます。デザインとの相性、用途に応じた厚みや紙質の選定は、見た目だけでなくブランドイメージや読みやすさにも直結します。
不安な場合は、用紙サンプルや事前の相談を活用することで失敗を防ぐことができます。
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