会社案内やパンフレットの仕上がりを大きく左右するのが「用紙の選び方」。ただし、印刷に慣れていない担当者にとっては「コート紙?マット紙?何が違うの?」という状態も多いでしょう。
この記事では、印刷物の目的や印象に合わせた用紙の種類や厚み、表面加工のポイントまで、初心者にもわかりやすく解説します。
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用紙選びが会社案内の印象を決める
用紙によって変わる「質感」と「伝わり方」
会社案内の印象は、実は用紙の質感で大きく変わります。なぜなら、紙の手触りや光沢は、受け取った人が感じるブランドイメージに直結するからです。例えば、ツヤのある紙は高級感や洗練された印象を与えやすく、逆にざらっとした質感の紙は、自然派や手づくり感といった温もりを演出できます。
紙には、光沢感の強い「コート紙」、落ち着いた印象の「マットコート紙」、素朴でナチュラルな「上質紙」などがあります。たとえば、美容系やハイブランド企業ならツヤのある紙で「高級感」を演出できますし、環境に配慮する企業なら、自然な手触りの紙で「やさしさ」や「誠実さ」を伝えることができます。
つまり、どんな紙を使うかは「自社の価値をどう伝えたいか」によって変わるのです。デザインや内容にこだわるのと同じくらい、紙選びも重要です。
会社案内を作る際は、単に見た目の良さだけでなく、「触れた瞬間に伝わる印象」も意識して、用紙の質感を選びましょう。
用紙とデザイン・加工の相性
会社案内のデザインを最大限に引き立てるには、用紙の選び方と加工との相性を理解することが大切です。なぜなら、用紙の特性によって印刷の発色や加工具合が大きく変わるからです。
例えば、写真やグラデーションのあるデザインを採用したいなら、発色に優れる「コート紙」や「マットコート紙」が適しています。一方で、「上質紙」はインクの沈み込みがあり、柔らかく自然な印象になるため、テキスト中心の資料やナチュラルなトーンの企業にぴったりです。
さらに、表面加工にも相性があります。たとえば、箔押しやエンボス(凹凸加工)は、光を受けて視線を引きつける効果がありますが、光沢紙の上だと加工が目立ちにくくなることもあります。逆に、マット系の用紙や厚手の紙は加工がしっかり映えるため、ロゴやキャッチコピーを際立たせたいときに効果的です。
つまり、デザイン・加工の意図に合わせて用紙を選ぶことが、より印象的で伝わる会社案内づくりにつながるのです。デザイナーや印刷会社と相談しながら、紙と加工のベストな組み合わせを見つけましょう。
代表的な印刷用紙の特徴
コート紙:発色重視の華やか仕上げに
印刷物の見栄えを重視したいなら、コート紙がおすすめです。なぜなら、コート紙は表面に光沢があり、色や写真の発色が非常に鮮やかに仕上がるからです。たとえば、展示会や商談用のパンフレットなど、目を引くビジュアルが必要な場面に最適です。
コート紙は、紙の表面にコーティングが施されているため、インクがしっかり乗って光を反射し、ツヤのある印象になります。これは、デジタルで見る画像のような鮮明さに近いものがあります。一方で、手触りはやや滑らかで硬質なため、温かみというよりは「プロフェッショナルで華やかな印象」が強調されます。
そのため、プレゼン資料や製品紹介、インパクトが重要な販促物などで活用されることが多いのです。写真を多く使うパンフレットなどでは、コート紙を選ぶことで内容がより魅力的に伝わります。
目を引く印象づくりを狙うなら、コート紙という選択肢は非常に有効です。
マットコート紙:落ち着いた印象で読みやすさ重視
情報をじっくり読ませたい会社案内には、マットコート紙がぴったりです。理由は、光沢を抑えた加工により、反射が少なく文字が読みやすいからです。上品で落ち着いた印象を与えるため、ブランドイメージを丁寧に伝えたい場面で多く採用されています。
マットコート紙は、表面がなめらかでありながらツヤがないため、視認性が高く、特に白地に黒文字などの印刷で効果を発揮します。また、指紋がつきにくく、パンフレットを何度も手に取っても清潔感を保てるのも魅力です。
さらに、マットな質感は高級感を演出する効果もあるため、美容やアパレルなどのブランド冊子でもよく使われます。情報性とビジュアル性をバランスよく両立できる点が、この紙の最大の強みです。
読みやすさと印象の良さを両立したいときは、マットコート紙を選ぶと良いでしょう。
上質紙:筆記性と自然な質感を両立
手に取った人にやさしい印象を与えたいときは、上質紙が適しています。その理由は、ツヤがなく柔らかな手触りで、文字が読みやすく、さらに書き込みもしやすいという特徴があるからです。採用案内や社内マニュアル、教材など、実用性の高い印刷物に多く使われています。
上質紙はコピー用紙と同じような質感で、インクが沈み込みやすく、印刷された文字が自然で落ち着いた仕上がりになります。そのため、閲覧時間が長い資料や、書き込みが必要な用途にぴったりです。
一方で、写真や色の発色は控えめになるため、華やかさよりも実用性や読みやすさを重視する場面で効果を発揮します。例えば、採用パンフレットに手書きでメモを添える、研修資料として配布する、といった使い方に最適です。
使いやすさとやさしさを兼ね備えた紙、それが上質紙です。
特殊紙・環境対応紙:他と差をつける個性派
他社と差別化を図るなら、特殊紙や環境対応紙の選択が有効です。これらの紙は独自の素材感やストーリー性があり、見た目だけでなく企業姿勢も印象づけられる点が大きな魅力です。
たとえば、「FSC認証紙」は森林の持続可能性を保証する国際認証を受けた紙で、環境配慮型の企業活動をアピールできます。また、「LIMEX(ライメックス)」は石灰石を主原料とした新素材で、水や木材を使わずに製造できるため、環境負荷の低減を目指す企業に選ばれています。
特殊紙には、和紙風や布目調など見た目に個性のあるものが多く、受け取る人に強い印象を与えることができます。ただし、印刷方法や加工との相性には注意が必要なため、専門業者との相談が欠かせません。
会社の理念や価値観を紙面で表現したい場合には、ぜひこうした個性的な用紙を活用してみてください。
レザック紙:格式と重厚感を演出
格式ある印象や落ち着いた雰囲気を演出したい場合には、レザック紙が効果的です。なぜなら、レザック紙は革のような独特の凹凸模様が施されており、手に取った瞬間に高級感と特別感を感じさせるからです。
レザック紙は、表紙用としてよく使用され、会社案内や記念誌、卒業アルバム、式典資料など「格」を求められる印刷物に最適です。厚みもしっかりあるため、耐久性があり、保存性の高い資料としても重宝されます。
また、カラーバリエーションも豊富で、企業カラーやブランドイメージに合わせた選択が可能です。ただし、細かい写真や鮮やかな発色にはあまり向かないため、文字やロゴ中心のデザインに適しています。
紙一枚で印象を格上げしたいなら、レザック紙のような特別感のある素材が選択肢になります。大切な資料に「品格」を持たせる演出として、ぜひ活用したい用紙です。
用紙の厚みと選び方のコツ
よく使われる厚さの目安(90kg〜135kg)
印刷物の用途に応じて、適切な「紙の厚み」を選ぶことはとても重要です。なぜなら、厚みは見た目の印象だけでなく、扱いやすさや耐久性にも大きく影響するからです。たとえば、ペラ1枚のチラシや会社案内と、冊子形式のパンフレットでは、適した紙の厚さが異なります。
一般的によく使われる厚みは「90kg〜135kg」の範囲です。ここでいう「kg」は、紙1000枚(四六判サイズ)あたりの重さを表しており、数字が大きいほど厚みのある紙になります。
- 90kg前後は、軽やかで持ち運びやすく、DMや折り込みチラシに最適です。
- 110kg程度は、めくりやすくしっかりとした厚みがあり、パンフレットや会社案内の本文に多く使われます。
- 135kg以上は、表紙や高級感を求める印刷物に使われ、ポケット付き会社案内や冊子のカバーにも向いています。
印刷物の構成や目的に応じて、この厚みの選び分けをすることで、仕上がりに差が出ます。
印象と実用性を両立するには、厚みの選定から丁寧に考えることが大切です。
薄すぎず厚すぎずがポイント
会社案内などの印刷物で大切なのは、「薄すぎず、厚すぎず」の紙を選ぶことです。なぜなら、紙が薄すぎると頼りなく見え、逆に厚すぎると扱いにくくなってしまうからです。特に対面で配布したり、郵送で届けたりする資料では、その「手に取られやすさ」と「高級感」のバランスが重要です。
たとえば、薄すぎる紙(70kgなど)は、折れやすく光が透けてしまうことがあり、安っぽい印象を与える可能性があります。一方で、厚すぎる紙(180kg以上)は、しっかりしていて高級感はあるものの、ページ数が多いと重くなり、コストもかさみます。
実際には、110kg〜135kgの範囲がもっともバランスがよく、多くの会社案内やパンフレットで採用されています。この厚みであれば、手触りもよく、めくりやすく、読みやすいという点でも好評です。
印刷物は「手に取った瞬間の印象」が第一印象を決めます。だからこそ、紙の厚みは見落とせない選択肢のひとつなのです。
印刷・製本時に気をつけたい仕様の話
用紙加工の種類と演出効果
印刷物の仕上がりをワンランク上げたいなら、「用紙加工」を活用するのがおすすめです。なぜなら、加工によって見た目や手触りが変わり、印象に残る印刷物をつくることができるからです。たとえば、同じデザインでも、光沢感のある仕上げとマットな質感ではまったく印象が異なります。
代表的な加工としては「PP加工」「ニス引き」「エンボス・デボス加工」などがあります。PP加工は、紙の表面にフィルムを貼ってツヤを出したり、指紋や汚れを防いだりする方法で、カタログやパンフレットに多く使われています。一方で、ざらっとした質感や、文字や模様を浮き上がらせる「エンボス加工」は、高級感や立体感を演出したいときに効果的です。
また、耐水性を高めるラミネート加工や、しっとりとしたマットPP加工など、目的に応じて選べるバリエーションも豊富です。
仕上がりの印象や使われるシーンを考えて、こうした加工を取り入れると、より効果的な印刷物になります。
入稿データと印刷設定の注意点
印刷の仕上がりトラブルを防ぐために、データ入稿時のルールをきちんと理解しておくことが大切です。とくに初心者が見落としやすいのが「塗り足し」や「トンボ」、そして「PDF/X形式」といった印刷データ特有の設定です。
まず「塗り足し」とは、紙を断裁したときに白いフチが出ないよう、デザインを仕上がりサイズより少し大きめに作ることです。通常、上下左右3mmずつ余白をつけてデザインします。「トンボ」は、その断裁の目印となる線で、印刷所での正確なカットに欠かせません。
また、入稿データはPDF/X-1aという形式で保存するのが一般的です。これは印刷に最適化されたPDF形式で、フォントの埋め込みや画像の設定が正しく反映されるため、印刷事故を防ぐことができます。
印刷所によって入稿ルールが若干異なることもあるため、事前に確認したうえで、正しい形式・設定でデータを渡すことが、満足のいく仕上がりにつながります。
シーン別:おすすめの用紙選び
展示会配布用:コストと印象のバランス
展示会で配布するパンフレットは、コストと第一印象のバランスが重要です。理由はシンプルで、配布数が多いため1部あたりのコストを抑えたい一方で、手に取ってもらい興味を持ってもらうには見た目の印象も大切だからです。
おすすめは「コート紙」の中厚(110kg〜135kg)です。コート紙は表面に光沢があり、写真やグラフが鮮やかに印刷されるため、パッと目を引く仕上がりになります。特に表紙にはツヤ感のあるPP加工を加えると、より高級感が増します。
ただし、ページ数が多い場合や、コスト重視であればやや薄め(90kg)のマットコート紙も検討できます。マットな質感で読みやすさがありながら、予算も抑えられます。
つまり、展示会で配る印刷物には、手に取りやすく、印象も残せる紙を選ぶことで、商談のきっかけを生みやすくなります。
店舗設置用:耐久性と視認性
店舗に常設するパンフレットやチラシは、長期間置かれる前提で「耐久性」と「視認性」が求められます。なぜなら、多くの人が手に取ったり、日光や湿気にさらされたりするため、丈夫さと見やすさの両立が必要だからです。
おすすめは「マットコート紙」や「高白色の厚手上質紙」にPP加工を施したもの。マットコート紙は光の反射が少なく、読みやすさが高いのが特長です。また、厚みがあることで折れにくく、見た目もしっかりします。PP加工を加えれば、水や汚れに強くなり、長く美しさを保てます。
カラーの印刷物で訴求力を出したい場合は、光沢のあるコート紙も選択肢になりますが、設置場所の光の反射を考慮する必要があります。
店舗設置用の印刷物は、見やすさと耐久性の両方を意識して紙を選ぶことで、販促効果が長く続きます。
5-3. 採用・IR向け:高級感と読みやすさ
採用案内やIR資料など、企業の信頼性やブランドイメージを伝える印刷物には、高級感と読みやすさの両立が欠かせません。なぜなら、これらの資料は企業の第一印象を決める大切なツールだからです。
おすすめは「マットコート紙」または「上質紙」の中厚(110kg〜135kg)です。マットコート紙は落ち着いた印象で、文字や写真が読みやすく目が疲れにくいのが魅力です。上質紙は自然な風合いがあり、筆記性にも優れているため、説明会などでメモを取ってもらう資料にも適しています。
さらに、PP加工やエンボス加工を加えると、触った瞬間に高級感を感じさせる仕上がりになります。企業ロゴやブランドカラーを際立たせたい場合は、光沢感のある加工との組み合わせも効果的です。
採用・IR向けの印刷物は、「読みやすさ」と「品格」のバランスを意識して紙を選ぶことが、信頼性アップの鍵になります。
まとめ
会社案内の印象は、デザインだけでなく「どんな紙を使うか」によって大きく変わります。用紙には、光沢感で高級感を演出するコート紙、落ち着いた雰囲気のマットコート紙、筆記しやすく自然な質感の上質紙など、用途に応じた特徴があります。
また、加工や厚み、環境対応素材の選択もブランド価値の伝達に直結します。目的や伝えたいイメージに合わせて、最適な用紙を選ぶことが、心に残る会社案内づくりの鍵になります。
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